友人2人に声を掛けたが振られ、今回は仕方なく一人での釣行。
8時に花園川に着くと、停まっている釣り人の車も少なかったが、水も少ない。天気も良いし、これから人も増えるだろう。そうすると水が少ないと厳しいのではないか? と言う事で花園は諦め、他の川へ行く事に。前回ボウズだった大北にリベンジしに行こうかと思ったが、とりあえず近い那倉川へ。川沿いをしばらく走るが、やはり少し減水しているのかどこも浅そうで、しかも田圃からの濁りが少し入っている。何度か停まって川を覗くと、小さいながらも何匹か魚が見えた。ウグイの様な気もしたが、魚を見たらうずうずしてきたので、試しに入ってみる事に。クリームのメイフライが飛んでいたので、CDCダンでスタート。しかし反応は無い。少し上がるとライズ発見〜 「カディスは効くよ」 昨日デコイで聞いた話を思い出し、早速CDCカディスに結び替える。すると出た! 乗らなかったがカディス効果は本当だった。その後何度も出るが乗らず、もう駄目かな〜と思った頃やっと乗った! さて魚はなんでしょう?と寄せてくると、愛しのヤマメちゃんではないですか。ストマックを調べてみると、テレストリアルのオンパレード! なるほど、カディスが効く訳だ。魚は小さそうだけど、これなら楽しめそうだと釣り上がる。その後同じポイントをしつこく流すとまた出た。きっと小さいから乗らないだろうと無視し、しばらくしてピックアップすると、なんと根がかり。ドライで根掛かりとはこれいかに? ちょっと離れた所に有る水中の石に引っかかっていた。掛かった後石の下に逃げ込んだのか、なるほど。 なんて思っていると、いつの間にか濁りが増している。あちゃー、こりゃ駄目だ。諦めて移動。
まずは当初の予定通り大北へ向かったが、途中で四時川の方が近かったかもと思い直し、Uターン。着くと、どうやら釣り師の車は停まって居ない様だ。様子を見ようと釣り開始。ここも少し減水気味の様だ。水面上に枝が張り出していて釣りにくい。やっと何とか竿が振れるようになった所で、ちょっと強引にキャスト。すると出た! 上がってきたのは18pのヤマメちゃん。こちらもストマックを調べさせて貰うと、ニンフも入っているが、やはりテレストリアルが多い。今日はずっとカディスかな。フライはそのまま、すぐ上の小さい淵へ移動。ここは左から流れ込む形になっているのだが、手前に石が有る為、前半と後半2回に分けないと流せない。まず後半を流すと、出た! が、残念ながら乗らず。それではと前半を流したが反応は無く、フライは石の裏に流れて見えなくなってしまった。仕方なくピックアップすると、なんと根掛かり。ブルブル動いているから水中の枝にでも引っかかったんだ思っていたが、何となく変な気がする。違う、魚だ! 石に擦れてラインが切れない様気を付けて寄せてくると、結構型が良さそうだ。慎重にネットに入れて測ってみると、なんと25p、今年最大タイだ! それにしちゃあ全然引かなかったし、しかも「釣れちゃった」魚なのであんまり喜べないが、まあ良いか。ストマックポンプを使うと、何かカメムシ臭いぞ!? カメムシは出ては来なかったけど、でっかい蜂が入ってた。大きくなる魚は食う物も違うわ。 なにはともあれ「今日は釣れるかも」と釣り上がる。その後頭上が開け釣り易くはなったが、魚の反応も無くなってしまったので、一度川から上がり昼食タイム。「さっき釣れたのは釣りにくい場所だったから竿抜けしてたのかな?」と言う訳で、午後は下流へ移動。しかし、最初に入った所のすぐ下から田圃の泥が入っており、ちょっと厳しそうだ。濁りが入るギリギリからスタートすると、いきなりライズ発見。CDCカディスを流すと小さいながらもヤマメが出た。やっぱり竿抜けだったのかなぁ。しかしすぐ目の前はさっき入った場所。どうしようと思っていると、田圃で仕事をしていた人が話掛けてきた。聞くと近くの家で入漁券を売っていると言うので、早速買いに行く。そこは普通の民家で、看板も無く「ホントに売ってるの?」って感じ。全ての窓が全開で、しかも呼んでもなかなか出てこない。のどかだなぁ。やっと出てきたおばあちゃんから券を買った後は、思い切って上流へ移動。すると開始早速反応が。やっぱり魚は居る! でも乗らない〜。しばらく上がってやっと1匹目。しかしそこから反応がグッと良くなった。「ここは・・・」と言う所では大抵反応が有るし、かなり浅い瀬でも出るようになった。今まで釣れなくて悩んでいたのはなんだったんだろう? 「近寄りすぎでは?」と言われていたが、そうでも無いみたいだし・・・・ やっぱカディスのおかげか? 良く判らないけど釣れれば楽しい! うきうきで釣り上がって行った。そのうちある瀬で事件発生。掛かった瞬間、魚がいきなり下流へダッシュ。 半沈みになっていた枝の向こうにラインが回ってしまった。バス釣りの経験上、あまりテンションを掛けるとバレるので、気を付けながら枝からラインを外す。すると今度は流木の下をくぐって一段下へ。これは大物か!? 幸い流木は動かせたので、外して自分も下へ。下段は割と流れが緩いプールになっており、魚もちょっと大人しくなった様なので一安心。魚を確認すると、それほど大きくない。なんだスレだ、引くのも納得。しかし今度は岸から出ている枝にラインが引っかかっている。外しに行くと、今度は股の下をくぐって反対側へ逃げた。とっさに左足を上げて避けようとしたところ、バランスを崩し右側に転倒。ゆっくりだったのでそれほどダメージは無かったが、気付くと魚が付いていない。フライの結び目から切れてしまったようだ。でもまあ十分楽しんだし、良しとしよう。さっきの転倒で脇腹まで水に浸かってしまったので、腰に付けていたカメラを確認。ジップロックに入れてあったデジカメはOK。生活防水のカメラも、液晶に日付が表示されているから大丈夫だろう。とりあえず水を切って釣り再開。その後も魚の反応は良く、楽しく釣り上がる事が出来た。しばらく上流へ行くと、だんだん川が狭くなり、日も傾いてきた。時計を見ると5時。あと2匹釣れば2桁だが、だんだん足下が危うくなってきたし、今が帰り時かな。アワセ切れとバラシが2回ずつ位有ったので、あれが無ければ2桁だったのに、残念。でも今日は楽しい釣りが出来たかも。
今回は一人で釣りに来て1日釣りをし、無事帰って来る事が出来た。さすがにまだ次の日仕事に出るのは厳しいけど、とりあえずここまで来るのに6年掛かった。以前は2時間も釣ると意識が朦朧としてしまい、その後は釣りにならなかった。今から考えるとかなり無理をしていたなぁ。良くそんな状態で釣りをしていたもんだ。
後日談1 帰るとオツダさんから電話が有った。なんと午前中花園に居たそうな。木の向こうに車を停めていたらしいので、見えなかったようだ。気が付いていれば一緒に釣りしたのだが、残念。しかしあの減水の中、午前中だけで4〜5匹だって。さすがオツダさん!
後日談2 家に着き、フィルムを現像に出そうとカメラの電源を入れるが動かない。 見るとファインダーの内側に水滴が! あの転倒か・・・・ 今までも何度か水没したが、大丈夫だったので安心してたのに。とうとう今回は浸水してしまったようだ。それが判っていたらすぐ電池を外したのに〜。 フィルムを外したいのだが、自動巻き戻しなのでそれも不可。仕方なく電池を外し、扇風機に当てて一晩置くと水滴は消えた。が、やはり動かない。仕方なくカメラ店へ持ち込み、暗箱でフィルムを外して貰うと、フィルムはかなり濡れているそうな。「濡れると表面がふやけてしまうため、傷が付いてしまったりする可能性が有りますよ」だって。このフィルムにはGW後半の24pと、そして今回の25pが写っている。なんとか助かって〜! 慎重を期すため現像所に送るそうなので、出来上がりは1週間後。ドキドキだぁ。カメラも修理に出そうと思ったが、大体の見積もりは1万円前後。去年別の水没カメラを乾かしたら直った事が有ったので、もう一度家で乾かして試す事に。裏蓋全開で丸一日放置し、電池を入れてみると・・・・動かない。やっぱり駄目か〜。修理代の1万円で新しいのが買えると言う事が判ったので、駄目元で分解してみる。開けてみると中は配線がゴチャゴチャ。いろんな角度から眺め回していると、基盤の一部が白く粉を噴いているのを発見。良く見ると黒く焦げている所もある。これか〜。もう駄目だろうと思いながらも、一応筆等で綺麗に掃除し、組み立て直す。試しに電池を入れると・・・・・・動く! わ〜お! 早速フィルムを入れ、試し撮り。これを現像してみて、ちゃんと写っていればまた使えるかも〜!
|