北茨城釣行

5月13日
天気:晴れ
気温:〜22℃
水温:13℃(那倉川)、11〜15℃(四時川)

友人2人に声を掛けたが振られ、今回は仕方なく一人での釣行。
8時に花園川に着くと、停まっている釣り人の車も少なかったが、水も少ない。天気も良いし、これから人も増えるだろう。そうすると水が少ないと厳しいのではないか? と言う事で花園は諦め、他の川へ行く事に。前回ボウズだった大北にリベンジしに行こうかと思ったが、とりあえず近い那倉川へ。那倉川。田圃の脇を流れる。川沿いをしばらく走るが、やはり少し減水しているのかどこも浅そうで、しかも田圃からの濁りが少し入っている。何度か停まって川を覗くと、小さいながらも何匹か魚が見えた。ウグイの様な気もしたが、魚を見たらうずうずしてきたので、試しに入ってみる事に。クリームのメイフライが飛んでいたので、CDCダンでスタート。しかし反応は無い。少し上がるとライズ発見〜  「カディスは効くよ」 昨日デコイで聞いた話を思い出し、早速CDCカディスに結び替える。すると出た! 乗らなかったがカディス効果は本当だった。その後何度も出るが乗らず、もう駄目かな〜と思った頃やっと乗った! さて魚はなんでしょう?と寄せてくると、愛しのヤマメちゃんではないですか。ストマックを調べてみると、テレストリアルのオンパレード! なるほど、カディスが効く訳だ。魚は小さそうだけど、これなら楽しめそうだと釣り上がる。その後同じポイントをしつこく流すとまた出た。きっと小さいから乗らないだろうと無視し、しばらくしてピックアップすると、なんと根がかり。ドライで根掛かりとはこれいかに? ちょっと離れた所に有る水中の石に引っかかっていた。掛かった後石の下に逃げ込んだのか、なるほど。 なんて思っていると、いつの間にか濁りが増している。あちゃー、こりゃ駄目だ。諦めて移動。

まずは当初の予定通り大北へ向かったが、途中で四時川の方が近かったかもと思い直し、Uターン。着くと、どうやら釣り師の車は停まって居ない様だ。様子を見ようと釣り開始。ここも少し減水気味の様だ。水面上に枝が張り出していて釣りにくい。やっと何とか竿が振れるようになった所で、ちょっと強引にキャスト。すると出た! 上がってきたのは18pのヤマメちゃん。こちらもストマックを調べさせて貰うと、ニンフも入っているが、やはりテレストリアルが多い。今日はずっとカディスかな。フライはそのまま、すぐ上の小さい淵へ移動。ここは左から流れ込む形になっているのだが、手前に石が有る為、前半と後半2回に分けないと流せない。まず後半を流すと、出た! が、残念ながら乗らず。それではと前半を流したが反応は無く、フライは石の裏に流れて見えなくなってしまった。仕方なくピックアップすると、なんと根掛かり。ブルブル動いているから水中の枝にで25pのヤマメちゃんも引っかかったんだ思っていたが、何となく変な気がする。違う、魚だ! 石に擦れてラインが切れない様気を付けて寄せてくると、結構型が良さそうだ。慎重にネットに入れて測ってみると、なんと25p、今年最大タイだ! それにしちゃあ全然引かなかったし、しかも「釣れちゃった」魚なのであんまり喜べないが、まあ良いか。ストマックポンプを使うと、何かカメムシ臭いぞ!? カメムシは出ては来なかったけど、でっかい蜂が入ってた。大きくなる魚は食う物も違うわ。 なにはともあれ「今日は釣れるかも」と釣り上がる。その後頭上が開け釣り易くはなったが、魚の反応も無くなってしまったので、一度川から上がり昼食タイム。「さっき釣れたのは釣りにくい場所だったから竿抜けしてたのかな?」と言う訳で、午後は下流へ移動。しかし、最初に入った所のすぐ下から田圃の泥が入っており、ちょっと厳しそうだ。濁りが入るギリギリからスタートすると、いきなりライズ発見。CDCカディスを流すと小さいながらもヤマメが出た。やっぱり竿抜けだったのかなぁ。しかしすぐ目の前はさっき入った場所。どうしようと思っていると、田圃で仕事をしていた人が話掛けてきた。聞くと近くの家で入漁券を売っていると言うので、早速買いに行く。そこは普通の民家で、看板も無く「ホントに売ってるの?」って感じ。全ての窓が全開で、しかも呼んでもなかなか出てこない。のどかだなぁ。やっと出てきたおばあちゃんから券を買った後は、思い切って上流へ移動。すると開始早速反応が。やっぱり魚は居る! でも乗らない〜。しばらく上がってやっと1匹目。しかしそこから反応がグッと良くなった。「ここは・・・」と言う所では大抵反応が有るし、かなり浅い瀬でも出るようになった。今まで釣れなくて悩んでいたのはなんだったんだろう? 「近寄りすぎでは?」と言われていたが、そうでも無いみたいだし・・・・四時川 やっぱカディスのおかげか? 良く判らないけど釣れれば楽しい! うきうきで釣り上がって行った。そのうちある瀬で事件発生。掛かった瞬間、魚がいきなり下流へダッシュ。 半沈みになっていた枝の向こうにラインが回ってしまった。バス釣りの経験上、あまりテンションを掛けるとバレるので、気を付けながら枝からラインを外す。すると今度は流木の下をくぐって一段下へ。これは大物か!? 幸い流木は動かせたので、外して自分も下へ。下段は割と流れが緩いプールになっており、魚もちょっと大人しくなった様なので一安心。魚を確認すると、それほど大きくない。なんだスレだ、引くのも納得。しかし今度は岸から出ている枝にラインが引っかかっている。外しに行くと、今度は股の下をくぐって反対側へ逃げた。とっさに左足を上げて避けようとしたところ、バランスを崩し右側に転倒。ゆっくりだったのでそれほどダメージは無かったが、気付くと魚が付いていない。フライの結び目から切れてしまったようだ。でもまあ十分楽しんだし、良しとしよう。さっきの転倒で脇腹まで水に浸かってしまったので、腰に付けていたカメラを確認。ジップロックに入れてあったデジカメはOK。生活防水のカメラも、液晶に日付が表示されているから大丈夫だろう。とりあえず水を切って釣り再開。その後も魚の反応は良く、楽しく釣り上がる事が出来た。しばらく上流へ行くと、だんだん川が狭くなり、日も傾いてきた。時計を見ると5時。あと2匹釣れば2桁だが、だんだん足下が危うくなってきたし、今が帰り時かな。アワセ切れとバラシが2回ずつ位有ったので、あれが無ければ2桁だったのに、残念。でも今日は楽しい釣りが出来たかも。

今回は一人で釣りに来て1日釣りをし、無事帰って来る事が出来た。さすがにまだ次の日仕事に出るのは厳しいけど、とりあえずここまで来るのに6年掛かった。以前は2時間も釣ると意識が朦朧としてしまい、その後は釣りにならなかった。今から考えるとかなり無理をしていたなぁ。良くそんな状態で釣りをしていたもんだ。

後日談1 帰るとオツダさんから電話が有った。なんと午前中花園に居たそうな。木の向こうに車を停めていたらしいので、見えなかったようだ。気が付いていれば一緒に釣りしたのだが、残念。しかしあの減水の中、午前中だけで4〜5匹だって。さすがオツダさん!

後日談2 家に着き、フィルムを現像に出そうとカメラの電源を入れるが動かない。 見るとファインダーの内側に水滴が! あの転倒か・・・・ 今までも何度か水没したが、大丈夫だったので安心してたのに。とうとう今回は浸水してしまったようだ。それが判っていたらすぐ電池を外したのに〜。 フィルムを外したいのだが、自動巻き戻しなのでそれも不可。仕方なく電池を外し、扇風機に当てて一晩置くと水滴は消えた。が、やはり動かない。仕方なくカメラ店へ持ち込み、暗箱でフィルムを外して貰うと、フィルムはかなり濡れているそうな。「濡れると表面がふやけてしまうため、傷が付いてしまったりする可能性が有りますよ」だって。このフィルムにはGW後半の24pと、そして今回の25pが写っている。なんとか助かって〜! 慎重を期すため現像所に送るそうなので、出来上がりは1週間後。ドキドキだぁ。カメラも修理に出そうと思ったが、大体の見積もりは1万円前後。去年別の水没カメラを乾かしたら直った事が有ったので、もう一度家で乾かして試す事に。裏蓋全開で丸一日放置し、電池を入れてみると・・・・動かない。やっぱり駄目か〜。修理代の1万円で新しいのが買えると言う事が判ったので、駄目元で分解してみる。開けてみると中は配線がゴチャゴチャ。いろんな角度から眺め回していると、基盤の一部が白く粉を噴いているのを発見。良く見ると黒く焦げている所もある。これか〜。もう駄目だろうと思いながらも、一応筆等で綺麗に掃除し、組み立て直す。試しに電池を入れると・・・・・・動く! わ〜お! 早速フィルムを入れ、試し撮り。これを現像してみて、ちゃんと写っていればまた使えるかも〜!

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