おさかなイメージ

 那須釣行

6月10日
天気:曇り一時夕立
気温:朝はカッパ着て丁度良い位、昼間はTシャツでもOK
水温:15〜17℃
一番深かった場所。大きい岩の横で釣れた。今週もまた北茨城に行こうと思っていたのだが、急遽那須に行く事に。早速那須の釣り場をインターネットで探したのだが全然見つからない。もしかして釣れる川が無い?と思っていたが、デコイの店長に聞くと「こことこことここが良いんじゃない?」。良かった〜。
 朝は4時に起きて外環→東北道で那須へ。那須ICを降りると、北茨城とは何か雰囲気が違う! 避暑地〜って感じで、どこかさわやか風〜。去年行った松本みたい。コンビニで昼食を調達した後、いよいよ川へ。「2年前に大水が出たので、護岸工事が進んでしまっているかも」と言われていたのだが、川沿いの道からは確かに新しい護岸が見える。橋の上から川を見ると、水が無い・・・ しかし、よ〜く見れば水深が有るところもちらほらあるので、とりあえずやってみて、ダメなら移動することに。ウエーダーを履いているとヒルがやってきた。キ一番大きかった24.5pモチワルイが、これも魚の餌になるのだ、う〜む。時計は8時、早速川に降りると、もやが立ちこめていて良い雰囲気。だが、ハッチもライズもない。水温は15℃だが、とりあえずニンフから。水は綺麗だけど、浅くて細いから魚居ないかなぁ・・・と思っていたが、何度か流すとインジケーターに出た。早速エルクヘアカディスへと交換するが、これには全く反応が無い。先日巻いたばかりのテレストリアルパターンを試すと、すぐに反応! しかし乗らない。何度も反応が有るから、フライは間違っていないんだろうと思っていたが、ふと気が付いて水面を見ると、黒っぽいシャックが浮いている。そこですみれの毛で作ったCDCダンに替えてみると、なんと1発で出た! 今までと明らかに違う出方に、「コレは良いサイズだ」と思っていると、一気に下流へ走り、岩の下へ隠れてしまった。そこから何とか引っ張り出すと、今度は別の岩の下へ。しばらくはグングンと反応が有ったのだが、そのうちぴくりともしなくなってしまった。「逃げられて針だけ岩に引っかかっているのかな」と思い、腕まくりをして手を入れようと思った瞬間、魚が出ていった気がした。気付くとフライの無いティペットがふわふわ。切られてしまったようだ、残念。しかし、魚が居る事が判ったし、フライも判った。ティ浅瀬から出た23pペットを7xから6xに上げ、再度チャレンジ。太くなったティペットの感触を確かめるために、さっき魚が出た所のすぐ横を流す。逆光なのでナチュラルのウイングのフライを使っていたのだが、やっぱり全然見えない。今フライが流れていると思われる辺りを凝視していると、50p位離れたところで魚が反転するのが見えた。すかさず合わせると、乗った! ぐんぐん・・・、っと来てふっと軽くなってしまった。残念・・・ その後も練習のつもりで同じ所へキャスト。6xのティペットでも、長くすれば割とナチュラルに流せる事が判明。「反転流の向こうの、緩い流れに乗せたいなぁ」と思いながら投げると、またしても魚が反転するのが見えた。すかさず合わせると、今度は乗った! こいつもまた下流へ走ってきたのだが、ティペットが太い&岩に潜られるのは避けたいので、ちょっと強引に寄せてくる。ネットに入ったのは24.5pのヤマメちゃ〜ん。良いサイズだ! ストマックを調べると、何かが多量にポンプに吸い込まれたのが見えた。皿に移そうとしたが、詰まってなかなか出てこない。やっと出てきたのは、今までに無い位の大量のニンフと、そしてストマックポンプの内径と同じ位のぶっとくて茶色いイモ虫。これがザザムシ? 凄いの食ってるな〜。さて、水深が有るところには確実に魚が居る! でもそんな所は滅多にない。じゃあ浅いと下流はこんな感じころはどうかな?と、今度は浅い所をCDCダン(さすがにナチュラルはやめて黄色いウイングにチェンジ)で攻めていく。すると、すぐ上でまた出た。割と引くので、今度もまた良いサイズかも。 ネットに入ったのは23pのヤマメちゃん。ここの魚はサイズの割に良く引くな〜! これで深いところにも、浅いところにも魚は居る事が判明。 魚のサイズも良いし、フライもCDCダンさえ有れば大丈夫みたいだし、今日は楽勝かな? なんて思って釣り上がるが、再び出るけど乗らない状態に。やっぱりそんなに甘くは無いようだ。何度目かでアワセと同時に飛んで来たのはミニミニヤマメちゃん。ここの浅場には小物しか居ないようだ。しかし、すぐ上にはまた水深のある落ち込みが有る。「ここには居る!」と、慎重に攻めていくが、・・・出ない。だんだん近寄って行って、速い流れが渦巻く落ち込みへフライをキャスト。「やっぱりドラッグが掛かるな・・・」と思っていたら、出た! が乗らず・・・。 顔しか見えなかったが、明らかに良いサイズ。くやしい〜。 やっぱり深いところには大きな魚が居るなぁ。 しかし、その上からは真っ平らになり、見渡す限りは深い場所は無さそうだ。時計を見ると10時過ぎ。朝一攻めたところも、もう一度CDCダンを流せば出るのでは? そう思ったので川を下って行く事に。下流は川幅が狭まり、その分水深が有るようだ。これは良い感じ! 良さそうな落ち込みが有ったので、そこから再び釣り上がる事に。「ここは居るだろう〜」と思っていると、やっぱり出た! でも、どうみても小さい奴が・・・ 流れも有るし、水深もそこそこ有るし、岸には葦が生えていて隠れる場所も有るし、絶対居ると思ったのだが、結局釣れたのは間違って掛かったチビヤマメちゃんだけだった。朝の入渓ポイントの近くまで釣り上がって、や〜っとまともなサイズのヤマメが出て一安心。これもストマックを調べさせて貰ったが、例のデカイ芋虫が出てきた。こんなの良く食うねぇ〜。

 時計を見ると約束の12時、車に戻ってカップラーメンで昼食。気温も大分上がってきたが、暑いほどではない。魚も釣れたし、あとは夕方ちょっとやれば良いかなぁ。と言う訳でテディベア美術館に向かったが、途中やたら車が停まっている所があると思ったら、そこが目的地だった。やはり大人気らしい。幸い少し待ったら駐車場が空いたので助かった。早速売店を覗くと、おお、ホントに熊だらけだ。3mは有る大きなものから、5m位の押しピンまで、ギッチリ熊が詰まっていた。インターネットでは「女性だらけで男は恥ずかしい」なんて書いてあったが、全然余裕なのは俺だけ? 沢山の熊のぬいぐるみを堪能した。特に男子トイレの小便器の前に飾ってある絵がとてもイカしてるので、男性の方は要チェックだ。 さて、そろそろ川へに戻ろうと思ったが、緊張したのか再びトイレに行きたくなった。用を足して出ようとしたら、外はいつの間にかものすごい雨! 「これはしばらく止みそうにないな」と、早足で車に戻ると、途端に小降りに。ぐぞ〜、濡れ損だ〜。

 雨の中川に戻り、再び釣りの準備。「この位の雨なら丁度良いな」と思っていると、急に辺りが暗くなってきた。アイにティペットが通らず一苦労。やっと通ったと思ったら、雨が強くなってきた。でも、フライには小さい魚がアタックしてくる。この位の雨なら大丈夫なんだねぇ。しかし、だんだん雨は強くなり、雷もゴロゴロ鳴り出した。「死んでも良いもんね〜」なんてうそぶきながら釣りをしていたが、実際近くに落ちたら本気でビビった。そのうち水面が沸き立つ程の雨になり、これじゃ釣りにならないと、諦めて車に戻る。土砂降りなのでウェーダーを脱いで着替える事も出来ず、リアハッチを開けて荷台に座って、「ぼー・・・・」と待つこと30分。やっと空が明るくなってきたので、ドキドキしながら川を見ると、良かったささ濁り程度。これなら釣りが出来るぞ〜。「濁りが入ったらニンフ!」と、で〜っかいニンフに替え、釣り再開。一応インジケーターに反応は有るのだが、乗らない。やっぱりチビヤマメしか居ないのかなぁ。降り続く雨&向かい風の中頑張っていたが、ふと気が付くと底が見えないほど濁りがきつくなっている。これじゃ魚も餌を食わないだろうと、諦めて川から上がった。

 釣りをしている時は全然平気だったのに、着替えに失敗してパンツまで濡らしてしまった。ぐぞ〜。りんどう湖でソフトクリームを食っていたら雨が上がったのだが、あの濁りではしばらく釣りは無理だろう。観光モードに移行し、その後は猫グッズ屋に行ったり、怪しいショッピングモール?に行ったり。そこには刺繍専門店が有って、好きな刺繍をした帽子が3000円とか、Tシャツが1800円とか。自分でデザインしたのもOKなので、これは面白いかも! 今度来る時はデザインをしっかり考えてきて、一つ作ってみようかな。そんな事してたら、突然電池が切れ、ぐったりしてしまった。時間はまだ6時前、空は完全に晴れ、川の濁りも取れているかも。あと1時間は釣りが出来るかもしれないが、腰が限界だ〜。泊まって明日も釣ろうかとも思ったが、結局帰ることに。高速は「渋滞17q」の表示が出ていたので、下道でゆっくり帰ってきた。

まとめ
その1 今回は前回の経験から、いつもより近めで釣ってみた。水も綺麗だったし、川も浅かったのだが、思ったより近くでも魚が出た。おまけに長いティペットにも慣れてきたので、ナチュラルドリフトがとても楽。長いティペットにイライラする事も多かったのだが、今回はその苦労が報われた気がした。
その2 「CDCダンはエルクヘアカディスより劣るのでは?」と思い始めていたのだが、今回はCDCダンが効果抜群だった。やっぱりいろんなフライを使えるようになろうっと。
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