以前福島の釣り情報を検索していたら、ffこみゅと言うサイトを発見。掲示板に書き込んだところ、管理人であるOwnerさんからお誘いが有り、本日ご一緒する事になりました。朝7時に小野ICで待ち合わせ。てっきりノリの良い関西人の様な方を想像していたのですが、落ち着いた感じの方だったのでちょっと意外。よく考えたらノリの良いフライマンが居たらおかしいかも。弟さんも交え、3人でまずは高瀬川に入りました。いつも一人で釣りをしているうえに、3人という大人数で釣りをするのは初めて。どうやって釣ったら良いのか判らず、教えて貰うついでに釣り方まで教わってしまいました。まずは下流へ。とても小さなポイントでも反応が有ったのですが、やっと乗ったと思ったらやっぱりウグイ。ウグイで肩慣らしをした後は、ちょっと上流へ移動、「ここから上はヤマメ」のポイントらしい。魚との距離感に悩んでいた私は、「こういうポイントの場合、どこから攻めたら良いんですか?」と早速質問。「この場合ここに立ってあそこに投げなさい。」 その通りやると、あらら、風に押し戻されてずいぶん下流に落ちちゃった。出るとしたらもっと上だろうと思って油断していたら、突然フライが消えた! 合わせると乗った〜! と思ったらバレちゃった。アワセが弱かったかなぁ。聞くと出たのは予想通りの場所だったらしい。勉強になるなぁ。 「こういう場所ではココ、もしくはココにフライを落としてこう流す・・・」と、実際にフライをキャストして教えてくれるのだが、思い通りの場所にスパスパ一発で入るのには驚いた! 「餌を待ちかまえている魚は一流し目で出る可能性が高いので、一投目で良いところに落とさないと」と言われたが、私がやると絶対一発では入らない。キャストの正確さの必要性を痛感・・・ また、「魚の上でフォルスキャストをすると魚を脅かすので、別の場所でしてシュートする時だけそっちに投げる。その場合バックキャストを意識する」とか、「上に障害物が有るときは横のループを作る」等、上級テクを実際にやってもらったのだが、まさに自由自在! 「ターンオーバー力を高めるにはリーダーのバット部分が多い方が良い」と、自分でノッテッドリーダーを自作しておられるのだが、それにしてもパラシュートフライをオーバーターンさせるのにはまたびっくり! もっともっと練習しないと〜!! しかしその後は反応がイマイチ。どうやら先行者が居るらしく、「そう言う場合は魚はこう言う所、なかでもこんな場所に入り込む」ふむふむ。「試しに流してみて。」 早速流すと、ホントに出た〜!!! すごいすごいと感動していたら、岩の下に入られてしまった。サイズもあまり大きくないみたいだからと、ティペットをそっと岩の反対側に引っぱると・・ 目の前でイワナが反転したと思ったら、ラインを切って逃げていきました。取れなかったのは残念だけど、ホント言ったとおりに出るのでびっくり! また、「水が綺麗な場所は、下流から攻めるとラインが魚の上に流れて脅かしてしまうので、横から攻める」との事。綺麗な所こそ魚から見つかりにくい下から攻めなければならないと思っていた私には、まさに目からウロコでした。その後は弟さんに付いてポイントの攻め方を教わったりもしたんですが、自分が思っているよりも全然近くから攻めても大丈夫な事が発覚。またしても目からウロコ。ウロコが何枚も取れた一日でした。しかし、あまりにも反応が悪すぎるので川を替えることに。今度は木戸川の下流へ大移動。「ここはあまり人が入らないだろう」と言う発電所の横から入渓。さっきの川より水量も有り、まさに釣れそう。Ownerさんは下流へ様子を見に行ったので、弟さんと二人で釣り上がる。弟さんが右岸に入ったので、邪魔にならないよう私は左岸から釣る事に。「小さなポイントも見逃さずに」と言うアドバイス通り、丁寧にポイントを拾っていくと・・・出た! が、残念ながら乗らず。しかしその直後対岸で弟さんが見事ヤマメをキャッチ! 私も再び気合いを入れ直すと、また出た! が、今度はどうみてもウグイサイズ。 しかし、今度の川は反応が良いぞ〜と思っていたら、だんだん晴れて暑くなったせいか、反応がぱったり途絶えてしまった。Ownerさんも追いついて来たが、やっぱり反応はイマイチらしい。弟さんは元気に釣り上がって行ったのだが、けが人二人は日陰で一休み。水温を測ったり、インセクトネットで虫を採集したり。結局そこで上がる事に。残念ながら余り釣れませんでしたが、ベテラン釣り師二人と釣りが出来ただけでなく、色々教えていただいたので、私にはとても収穫の有った一日でした。こんなに釣れないのは滅多に無い様なお話でしたが、私が来るときっと魚が逃げるのでしょう。やっぱりストマックポンプ使いすぎかなぁ・・・。 実は翌日会社で重大な仕事が有るらしく、釣りしてる場合ではないらしいのですが、私に半日以上付き合って頂き、大変ありがとうございました。 「夕マズメにあそこの川に行ってごらん」と言うアドバイスを頂いたので、お二人と別れた後、5時まで軽く仮眠を取り、早速川へ。朝方橋の上から見た時は、イワナが20匹位走り回っていたので、魚が居るのは確認済み。丁度逆光になるため川の中の様子が全く見えないので、手当たり次第フライを流していく。しかし、フライも全然見えない・・・。「朝魚が居たのはこの辺・・・」と攻めるが、何故か反応が無い。「まだ時間が早いのかな?」と思ったが、しばらく釣り上がると岸辺に「今入りました!」と言う足跡発見。誰かがちょっと前に入ったばかりらしい。でも、「日が落ちてくれば活性も上がって釣れるだろう」と、そのまま続行、釣り上がる。しばらく上のポイントでピックアップしたら、おお、魚が掛かってる! 丁度良いタイミングで食ってくれたらしい。ラッキー! 小さかったが丁寧に取り込むと、今年2匹目のイワナちゃん! 行きのコンビニで買った日付の入る写るんです(前夜調べたらカメラが壊れていた・・・)でトーナメント用の写真を撮影し、ストマックを調べさせて貰う。中には小さなニンフと蟻が数匹。早速パラシュートアントに替えて攻めるが反応が無い。「そう言えば羽蟻だったな」と思って再びエルクヘアカディスへ変更。「やっぱり逆光で見えない〜」と思っていたら、水面がパシャ。すかさず合わせると、乗った〜! さっきよりサイズが良いぞ? 今度は20pをちょっと越えたイワナちゃん。わ〜い! しかし、その後反応が無くなってしまった。よく見ると、水中の砂の中にも足跡が残っている! と言う事は、ホンの直前まで誰かが釣りをしていたのだ。しかし、だんだん暗くなって来たから、きっと釣れる・・・。希望を持ちながら釣り上がると、やっと出た! と思ったらアワセ切れ・・・ なんてこったい。しばらく上がると、足下から魚が走った! さっきまでは全然だったのに、結局その場所では6〜7匹ばかり魚に走られた。なんでココだけ沢山居るんでしょ? フライがますます見えなくなってきたので、#12のCDCカディスに交換していたのだが、どうも魚がコレを見て逃げる感じなので、コーチマンカディスに交換。すると早速反応が! 追ってきた魚がすぐ目の前の岩の向こうに2匹隠れるのが見えたので、そ〜っとフライを流すと、出た! が、軽い手応えを残してフライが帰ってきた。あらら。 もう1匹・・・と思って再び流すと、また同じ。何故? しか〜し、そのすぐ上のポイントで再び出た! 「これはさっきより大きいぞ・・・」なんて思っていたら、またバラシ。あ〜あ・・・・ いつもはこんなにバラさないのに、何故? 悔しいので更に釣り上がろうと思ったが、ここから上流は木がせり出していてこの暗さではちょっと無理そう。仕方なく諦めて川から上がる事に。コンクリの護岸を相当苦労して上がり、車へ戻る。護岸の上を歩いていると、朝魚を見た場所でまた沢山の魚が走った! 何だ、魚居るジャン! 思い出してみると、釣りをしている時、丁度地元の農家の人が護岸の上を歩いていた・・・。車のそばまで戻ると、川から「ボッチャン」と言う音が。見ると、魚が全身を出してライズを繰り返している。試しにキャストすると、暗くてフライは全く見えないのだが、水面が小さく割れた気がした・・・が乗らず。キャストをやめてしばらく待つと、再びライズが。またフライを流すと、今度は草にフライを取られてしまったので、諦めて納竿する事にした。辺りはもう真っ暗でライトを付けながら後かたづけ。まさに一日中釣りをした日だった。帰りにお気に入りのデイリーヤマザキに寄ろうと、海寄りのルートで帰ったのだが、なんと残念な事に既に閉店後! しばらく走ると道の駅が有ったので、トイレ休憩に寄ると、インターネットが無料で出来るブースを発見。 最近の道の駅は進んでる〜 早速ffこみゅの掲示板にお礼を書き込む。その後隣のコンビニで夕食を買う。サンドイッチを2つ持ったら、「お、重い・・・・」 サンドイッチが重くて持てなかったのは初めて。燃え尽きるまで釣りをしたなぁと実感した。
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