長野遠征記!
7月9日(日)〜10日(月)
天候:晴れ
気温:木陰は涼しくて爽やか
水温:11〜12℃

穂高のペンション?のタダ券を頂いた(△T×さんありがとうございます!)ので、今回は長野まで遠征。当初は釣りの予定は無かったのだが、インターネットで情報を集めていたら、釣れるらしい事が判明!(ニヤリ) しかも、最近34pのイワナを釣った人に質問したら、なんと親切に場所を教えてくれた! しかも詳しく!! (水口さんありがとうございます!) これはもう行くしかないでしょう! 釣るしかないでしょう! と言う訳で、仕事後2時間程仮眠した後、土曜の夜1時ちょっと前に出発。渋滞の首都高を抜け、中央道〜長野道を経由し、豊科ICに着く頃には空が白み始めていた。大物ポイントは「夕方4時からライズが始まる」との話だったので、まずは川から釣る事に。関東は台風で大変だっただが、こちらは全く影響が無く、川の水はとても澄んでいた。水温は11℃。冷たい〜! ライズは全くないのだが、とりあえずCDCダンからスタート。どうもイワナの川らしいので、イワナポイントを重点的に、細かく釣り上がっていくのだが、全く反応が無い。フライを替えても駄目、ニンフにしても駄目。しばらく釣り上がったが、全然気配が無い。するとそのうち、上流に巨大な堰堤が見えてきた。きっとこの上が例の大物ポイントだろう。「フローターで落ちたら死にます」と言われていたのだが、なるほど納得、この高さでは確実に死ねるどころか、誰だか判らなくなりそうだ。また、北海道の熊が多くて有名な川の堰堤に似ていた為、その時の恐怖が甦り、怖さ2倍で即引き返す。川の釣りは諦め、車で例のポイントを見に行ってみると、車が何台か有る。帰る準備をしていた人に話を聞くと、「ライズは有るが、良いポイントに人が居て駄目」のこと。早速手ぶらで見に行くと、なるほど流れ込みと対岸でライズが! 例の「良いポイントに入っている」おじさんに話を聞くと、「出るけど乗らない」そうな。早速私も道具を持ってきて、ちょっと離れたところで釣り再開。しかし、やはりおじさんの所からでないと、流れ込みのライズは攻められない。そこで、#7のタイプUのタックルの登場。春の芦ノ湖以来ですな。早速対岸めがけてキャストするが、やはりしばらく投げていないと腕が落ちるようで、飛ばないし、フライがあちこち引っ掛かって無くなるし、全然不調。予定ではニュージーランド気分のハズだったのだが・・・。対岸には遙かに届かないのだが、とりあえずカウントダウンして、ショートストロークで引いて探ってみる。しかし反応無し。しばら〜くして、1匹追って来たが、ただ着いてきたと言う感じで、まるっきり食い気は無い感じ。おじさんは帰らないし、対岸でのライズはどんどん減っていく・・・・ 仕方ない、ここで最終兵器を出そう。 と車から運んで来たのはフローター。去年の秋以来、久々の出場だ。朝イチにおじさんに挨拶したとき、「フローターで入る」って言ったらとても嫌な顔をされたので、今まで遠慮していたのだが、ポイントを荒らす事は無いし、なによりおじさんの釣り方の方がよっぽどポイントを荒らしてる(ドラグ掛けまくり&ピックアップが雑)気がしたので、我慢できずに持って来た。 この日のためにと深夜にパンク修理をしたのだが、2回も修理したのにどうやら直って居ない模様で、昨夜より僅かに空気が抜けている。でも良くある事なので、かまわず流れ込みの反対側から、そ〜っと入水。水温は12℃。流れはほとんど無く、流されて堰堤から落ちる心配は無さそうだ。ライズポイントへそっと近づいて行くと、どうやらライズしている対岸は相当浅い。しかし時既に遅く、ライズはもうほとんど無い。そこでタイプUで底を探ったが、1匹追ってきたと思ったらそれっきり。結局朝マズメは坊主で終了。

それから木陰で仮眠。いくらか日は当たっているというのに、寒くて起きた。う〜ん、さすが長野。昼食を取り、松本の友人と待ち合わせて大王わさび園で観光。目的のわさびソフトは・・・わさびソフトだった。ふと見ると、となりに川が!水草が茂り、とても良い雰囲気。見ると、魚が盛んにライズしている。でもウグイのような気が、いや、ウグイに違いない!と無理矢理釣りを諦めたのだった。

友人と別れ、再び例のポイントへ。今度は早めに行って場所取りして、ライズが起きるまで待とう・・・と思っていたら、朝のおじさんにまた先を越された・・・・。仕方なく、隣の小さな流れ込みを攻めようと、岸からちょっと離れたところで準備していると、おじさんの友人らしき人が現れ、前に割り込まれた・・・・。しかも、ライズもないのに流してはピックアップし、根がかりしては外しに行っている。それじゃ魚散らしてるようなもんでしょ! と言う訳で、再びフローターの登場。しかし、空気漏れがまたまた加速していて、とてもじゃないが入れる状態では無い。仕方なく再び車に戻り、ガムテープで補修して入水。水温12℃の水に浮かびながらライズを待つ。しかし、待てども朝ほどの活発なライズは起こらない。とりあえず、水面に被さっている木のそばでライズをしている奴を狙うことにし、ライン丁度半分の距離(#4のDTを半分に切って使用している為)からキャスト。先ほどから大きなフタスジモンカゲロウ(これだけは名前が判った)がハッチしているので、阿寒湖用に巻いたソラックスを投げるが、反応無し。本物のダンも食べていない様なので、今度はモンカゲのフローティングニンフをキャストすると・・・・。出た! が乗らない。阿寒湖で10回位出て、一度も乗らなかったフライだから、まあ仕方ないか。それっきり反応が無くなったので、しばし観察。 フローターから3〜5m位の所でも偶にライズする(って事は結構近寄れるのね)のだが、何にライズしているのだかさっぱり判らない。しばらく水面を眺めていると、羽アリらしき虫が2匹流れてきたので、一番似ていた黒いボディーのカディスをキャスト。しかし、反応が無い・・・・。結局魚の活性が上がらないまま、時間はどんどん過ぎてゆき、そのうち寒くて釣りどころでは無くなってきたので、6時半過ぎに水から上がり、結局坊主のまま川を後にした。

今夜のお宿はカイザーベルク穂高。バイクの全国チェーン店「レッドバロン」直営の宿だ。なんでも、レッドバロンでバイクを買ったら、ここのタダ券をくれたらしいのだが、行く機会が無いからと、私達に譲ってくれたのだ。オイルはくれるし、宿のタダ券はくれるし、故障しても無料でロードサービスしてくれるらしいし、レッドバロン侮り難し! チェックインの最終時間8時ギリギリに到着し、早速部屋へ。ビジネスホテル風の何もない部屋だったが、何故かビデオデッキだけがある。どうやらロビーでバイクビデオを無料で貸し出しているらしい。地下のバイク専用ガレージには、ハンドツール一式の他、エアツールまで置いてあるし、温泉も有るから長旅の疲れもとれるし、濡れた合羽を乾かす乾燥室まで完備している。ツーリングで泊まるならなかなか快適そうだ。荷物を置いて、晩飯を食いに街へ。しか〜し! なかなか良さ気な店が無い。寝てない&釣りっぱなし&冷たい水にずっと浸かってたので、判断力も体力もゼロ。結局セブレブで弁当を買って車で食べ、宿で温泉に入って寝た・・・・

と思ったら3時半に目覚ましで起きる。めちゃめちゃ眠いが起きる! 今日こそ一番乗りして、流れ込みのライズを取るのだ。暗い中例のポイントへ到着(ちょっと怖かった)。しめしめ、まだ誰も居ないぞ! でも、いつ人が来るか判らないので、フローターに空気を入れつつ準備を進める。後少し、と言うところで車が2台。どうやら餌師らしく、準備が恐ろしく早い! 慌てて準備を終え、小走りに近い早足でポイントへ。なんとか一番乗りし、ライズを待つ。しか〜し! せっかく一番乗りしたと言うのに、幾ら待ってもたまにしかライズが無く、昨日の朝には全然及ばない。仕方なくキャストを開始するが、思ったより流れが複雑で、ライズしているところになかなか上手く流せない。昨日のおじさんを「下手だなぁ」と思って見ていたのだが、実は俺も同レベルだった・・・・。何度か流していると、ラインが手前の石に引っ掛かってしまった。煽ってラインを外すと、今度はフライにも何かに引っ掛かっている・・・と思ったら、いつの間にか魚が掛かっていた! 上がって来たのは20pのイワナ。早速撮影&ストマックタイム。お腹の中には小さなニンフだけしか入って居なかったが、そのままCDCダンで再開。しかし反応が無いので、ニンフに換えて流してみたがやはり駄目。何かにライズをしている(かなり偶にだけど)のだか、水面には何も見えない。と言う事でミッジにチェンジ。しかし駄目・・・・。フライの真横でライズされてしまった。え〜い、こうなったら沈めて引っ張って釣ってやる!と、アオミドロを逆引きしてみたが、これも駄目。そうこうするうちに、眠気が襲ってきてどうしようも無くなってきてたので、もうこれまでと、残念ながら釣り場を後にした。

宿に帰って即ダウン。8時の朝食まで1時間ほど睡眠を取る。朝食は軽い洋食だったが、とても美味しかった。チェックアウトギリギリまで寝ていようかとも思ったが、腰が痛いので風呂で暖まる。そしてロビーでお土産を物色した後、精算してチェックアウト。タダだと思っていたら3000円弱請求されたのでびっくりしたが、朝食代と消費税だって。朝食代は別料金か、どうりで美味かったはずだ?納得納得。 その後アートヒルズと隣の牧場でお土産&ソフトクリームチェック。そしてまた大王わさび園へ。「今日はわさびコロッケを食うぞ〜」と車を降りると、駐車場の裏が例の水草が生えている川だった。見ると、やはり魚が泳いでいる。ついつい川沿いに歩いていくと、同じ所で盛んにライズを繰り返す魚を発見! もう我慢できなくなり、車に戻ってタックルの準備〜。 戻ると、さっきの魚が居ない・・・。しかし、足下に別の魚が居たので、試しに流してみた。フライが流れる様子を真上から見ると、結構ティペットが目立つ。しかも、ナチュラルドリフトしているように見えても、ティペットに引っ張られて結構ドラッグが掛かっている。「こんなのに良く食いつくなぁ」と思って見ていると、魚が食いついた。上がってきたのはやはりウグイ。でも釣れて喜んでる俺・・・。確認のためにもう一匹釣ってみたりして!(爆) でもやっぱりウグイ。その後目当てのわさびコロッケを食すが、わさびの味がせずイマイチ。しかし、自由に付けて食べて良かったわさびマヨネーズがとても美味しく、土産に一つ購入。ちなみに試食したわさびせんべいも美味かったが、高かったのでやめた。

そんな感じで豊科ICから長野道に入ったのが午後1時頃。首都高の渋滞に巻き込まれ、三郷ICを出たのが5時過ぎ。ファミレスで食事をとり、洗濯しながらシャワーを浴びて、午後7時には就寝。次の日の朝8時まで爆睡した。

とまあこんな感じで、初の遠征は惨敗だったが、初夏の長野はとても爽やかで気持ちが良かった。今度はもっとゆっくりとしたいなぁ。
また、あとから考えると、「あの時あのフライを投げていれば」とか、「堰堤にこだわらなくても良かったのでは?」等、色々思いつく事多数。毎回思うのだが、釣りは考えながらしないと駄目。やはり睡眠不足状態でやるのは無理があるようだ。とは言っても、時間が無いんだからしょうがないけど・・・・
今回は△T×さんと水口さんに大変お世話になり、ありがとうございました。また、寝てるところを無理矢理呼びつけたアベケン、スマヌ〜
地元に帰ってきて、長野の爽やかさをますます実感。やっぱり会社辞めて、環境の良いところに引っ越したいなぁ・・・・
と、入社して1年もしないで弱音を吐いてる自分が嫌になる・・・・

朝方攻めた川
いい雰囲気でしょ?
フローターから山を眺めるの図 あんたは偉い! イワナ君


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