今年ラスト!花園川
9月23日(土)
天候:曇り時々雨
気温:肌寒い
水温:17℃位

いよいよ9月も終わりに近づき、禁漁が目前に迫ってきた。今日が9月最後の連休、これは釣りに行かなければなるまい。今回は花園川は諦め、竹沢さんから聞いた川へ行ってみることにしていた。ここは先週行った四時川の上流から近いので、花園川の脇を通って行く事になる。また午後から行こうと思っていたのだが、天気予報では午後〜夕方から雨だったので早めに出る事にした。コンビニで昼食を買って、8時半頃花園川を通りかかると、居た居た、オツダ氏発見。早速車を停めて話を聞くと、暗〜い顔で「シャケ釣っちゃったよ」と一言。「?」と思いながらもデジカメを見せて貰うと、おお!ホントにシャケだ! なんと35pの巨大ヤマメ。と言うよりこれはサクラマスか? 顔が真っ黒で、体は川を上ったシャケ色(ブナ色?)。う〜む。オツダ氏の顔が暗かったのは体調が悪かったせいらしい。しかし、これ以外はぜんぜんだそうな。今時期の花園は、「大物or坊主」と言ったところか。一発大物も釣りたかったが、それより並みサイズを何本か釣りたかったので、当初の目的の川へ。「地図には載っていないがこの道沿いに川が有る」と言われていたのだが、最初通った時は全く気づかなかった。明らかに通り過ぎたと思ったのでUターンしたのだが、用水路だと思っていた所が実は川だった。川幅は1〜2m位で木が生い茂り、まともに竿を振れるスペースが無い! たまに有る空間で、ロールキャストで数メートル投げるのがやっと。リーダーシステムも短め(と言っても13フィート位)にするしか無かった。 しかし、反応は有った。と言っても小さいのかなかなか乗らず、やっと釣れたのは10p位のちびヤマメだった。でも、とりあえずこれで坊主回避? ちょっと安心。魚は小さいが、数はそこそこ居るようだ。と言うのも、竿を振れないので仕方なく川を歩いていくと、逃げていく魚が結構居るのだ。しかし、竿を振れる場所がほとんど無いし、また堰堤が有ると言う話だったので、とりあえずそこまで行こうとずんずん上流へ歩いていく。川沿いの藪はどんどん生い茂ってきて、水面上に残る50p四方の隙間を抜けたりもしたのだが、最後は完璧に行く手を阻まれ、諦めて一度上がる事に。するとなんと! そこには車のそばで休むフライマンの姿が有った。こんな所にも人が来るんだ〜と思いながら、堰堤は諦めて車に戻った。結局まともに竿を振れたのは数カ所か? 、午後は竿を降りやすい花園川に行くことにした。

車で昼食をとり、しばし昼寝。雨の音で目が覚めたが、眠くてまた寝る。2時半に時計のアラームが鳴ったので起きると、雨は降っていなかった。早速花園川へ向かうが、寝ぼけて道を間違え、また元の所に戻ってきてしまった。なんとか正しい道に戻り、花園川へ向かっていると、道ばたに止まっているアフリカツインを発見。 よく見ると2台も居る! 走り去るアフリカ乗りに手を振ると、それに気を取られたライダーは路肩へ落ちた! と言っても数十pだけど。俺自身は腰砕けで手伝えないので、慌ててもう1人のアフリカ乗りの人に「落ちた!」と声を掛けて助けを求める。そしてデジカメを抱えて現場へ急行。必至にアフリカを道に戻そうとする人達を撮影したのだった。無事道に戻って話を聞くと、やっぱりアフリカツインML関係者。日本狭すぎ!で、しばし歓談。CCR中だそうで、この後も何台もアフリカが通るらしい。そんなハプニングがありながらも、無事花園川に到着。全体的に人は少ないが、上流にはぽちぽち車が。今日はフライマン率がとても多く、6割以上はそうかもしれない。中流でオツダ氏達を発見し話を聞くと、デカイ魚は見えるが釣れない&出てもちびとの事。どこに入るか悩んだ末、俺らはオートキャンプ場の下から入る事にした。予定通り?入漁券売りのおじさんが来たので、券を買いつつ話を聞く。今日は餌師は結構魚を持っているらしい。今年一年ありがとうと礼を言い、2人で川に入る。おじさんに「そこは今朝大物が掛かったんだけど上がらなかったんだって」と言われたのだが、残念ながら反応は無し。その後も釣り上がるが、再びリーダーシステムを長くしたせいか、ライントラブルに悩まされる。「魚を釣ろうと思うのではなく、ナチュラルドリフトを心掛ければ、魚はおまけに付いてくるだろう」と思い直し、落ち着きを取り戻す。が、相変わらず反応は無い。ある巻き返しにフライを投げると、さすがロングリーダー、テンカラの様にしなくてもしばらくフライはナチュラルドリフトする、と感心していたら出た! 残念ながら乗らなかったが、まるでロケットのように水面から垂直に魚が飛び出したのにはびっくり。何故かちょっと嬉しかった。フライサイズを#12から#14に落とし、再び釣り上がる。すると、少し上の瀬でまたもや魚のロケット発射! やはり乗らなかったが、また1人にやにやしてしまった。 更に釣り上がろうと思ったが、気づくと辺りがだんだんと暗くなってきた。ここから上は道から離れてしまうので、暗くなると戻るのに苦労しそうだ。川から上がって車に戻り、イブニングを狙う為に店長お勧めのダム上に移動した。時間はもうすぐ6時、既に辺りは暗く、ライト無しではフライを結べない状態。ヘッドランプを装着し、1人川へ。橋の下から川に降りると、なんか釣れそうな雰囲気。 しかし、ここで時間を取られていては本命の場所(=店長お勧めの場所)で釣る時間が無くなるので、急いで移動。そこは水流も水深も有りそうで、なるほど!と思わせる場所だった。ライズが無いので、とりあえず流れ出しから攻めてみる。#10のカディスが何とか見えるが、反応は無い。そのうちますます暗くなって来て、数メートルしか投げていないのにフライが見えない。大きな石が有ったので、その裏から上流へ投げると、フライが有ると思われる辺りでバシャっと跳ねた! 合わせると乗った! 暗い中寄ってきたのは、15p位のヤマメちゃん(もうチビとは書けない・・・)。さすがイブニング、ライズは無くともあっという間に釣れちゃったよ。型は小さかったが、イブニングはフライが見えない位暗くなってからが本番と言うのが判ったし、何より雨が降る中暗い川を歩いてきた甲斐が有ったという物で、非常に満足した1匹だった。フライを乾かし、同じ所にもう1投すると、また「バチャ!」 今度はさっきより型が良いと思っていたら、ウグイちゃんだった・・・。さすがにその後は反応が無く、沈めてリトリーブしたりもしても駄目だったので、ここで納竿にした。これで今年の花園川は終了。今年は回数来たのに、型は出なかったなぁ。好調だったのも梅雨時期だけか?来年は頑張らねば。

路肩に落ちたアフリカツインを、
やっとの事で道に戻した所。
ほとんど傷は付かなかったようで、
良かった良かった。
今回唯一のまともな?サイズのヤマメちゃん。
と言っても20p無いんだけど・・・
君を釣るために行ったんだよ〜ん!


反省&その他
○今回は他の川へ行ってみたが、反応は花園川より遙かに良かった。他にも捜せば釣りやすくて反応も良い川が有るのかも?
○シーズン当初は有る程度型が良くないと満足出来なかったが、終わりになればなるほど小さいのでも嬉しくなるのは何故?
○イブニングの帰りはヘッドランプを頼りに川の中を歩いたのだが、思ったより何とかなった。この1600円のヘッドランプは使える風だ。買って良かった!
○車に戻って着替えをした後、あまりに腹が減ったので雨の中カップ焼きそばを作って食べた。「焼きそばバゴーン」にはスープが付いているが、寒かったので美味かった。
今度見つけたらまた買っておこうっと。