おさかなイメージ

 北茨城釣行

9月24日
天気:晴
気温:早朝5℃、昼間18℃
水温:花園11℃、大北17℃
ホワイトウルフで釣れたネズミちゃん土曜日から急に気温が下がった為、風邪を引いてしまった。翌日曜日は体調そのままの状態で結婚式に行ったら飲み過ぎてしまい、更に悪化。しかしこれで釣りを諦めたら後悔は必至。だって今日を逃すと次に行けるのは来年の春なのだ。だから今回は何としてでも釣りに行く。一眠りしてから出発する予定だったが、結局眠れず、そのまま出発。ところが運転し始めた途端眠気が・・・。睡魔と闘いながら常磐道を北上するが、ついに眠気に負け、SAで30分仮眠。那倉川に行こうかとも思ったが、体調が悪いので近場の花園川に決定、4時半にいつもの丁字路の橋へ到着。辺りはまだ暗く、気温が5℃と低いせいか、星がとても綺麗に見えた。早速準備をして川に降り、明るくなるのを待つ。4時50分位からなんとかフライが見え始めた。2連続バラシの合流は今朝は沈黙。巻き返しの渦にフライが飲み込まれそうになったので、ピック今日の花園川アップすると何かが掛かった。何か引きが変だったのだが、「いきなり坊主回避、ラッキー!」と寄せてくると、やっぱり変。ヘッドランプを点けると、なんとネズミ! これは写真を撮らねばとカメラを取り出したが、その間ず〜っとネズミ君は手足をじたばたさせていた。返しまでは刺さっていなかったようで、すんなりリリース出来て「ほっ。」 ネズミ君はもっとホッとした事だろう。気を取り直して釣り上がると、すぐ反応が有った。今日は釣れるかも? と思っていたら後ろから急に声をかけられてビックリ、思わず転びそうになる。やっぱり入漁券売りのオジサンだった。来る事は判っているので心の準備はしているのだが、それでも毎回驚いてしまう馬鹿な俺。券を買って安心して釣り再開。もう声を掛けてくる人は居まい。当初#12のコーチマンカディスを使っていたが、出ても乗らない。魚が小さいのかな?と、#14にサイズを落とすが、今度は反応が悪い。#12のボディーが黒いカディスに変更すると、反応はちょっと良くなったのだが、やっぱり乗らない。#12→#14→#12・・・と交互にフライを替えて釣り上がる。何故か今日はコーチマンカディスが不調の様だ。せっかく大量に巻いてきたのに・・・。また、今回初めて使ったリーダーがどうも使いづらい上に、微妙な追い風でリーダーが伸びてしまい、ドラッグも掛かっている様だ。それは判っているのだが、寝不足と体調不良のせいでなかなか上手くフライを流せない。途中ニンフに替えてみるが、こちらも反応無し。トラブって仕方ないのですぐドライに戻す。そのうち眠けだけでなく空腹まで襲ってきた。そして気付くとゴールの橋はもう目の前。それまで2度ほど手応えが有ったが、何故かすぐばれてしまっていた。「最後に例の竿抜けポイントが有るさ!」と期待を繋ぐが、良〜く見ると餌師らしき竿が見えた。「どうしよう・・・」と思っていると、最後のポイントに来てしまった。ここは一見良さげなのだが、過去一度も釣れた試しが無いのだ。今回もダメかな?と思って流すと、「ちゅぼ」花園唯一の釣果、ヤマメ24p。 幸運な事に今日は小さいながらも魚は居るらしい。「釣れないよりマシ、釣れてくれ・・・」と祈りながら何度か流すと、再び出た、そして今度は乗った、やった〜っ! 引きから判断すると型は小さそうだが、本日初めての1匹、これは慎重にいかねば。緊張しながら寄せ、無事ネットに収めて一安心。時計を見ると11時半、長かった・・・。坊主を覚悟していただけに、とてもとても嬉しかった。ネットに入った魚を見ると、思ったより良い型だった。25p有るかな?とメジャーを当てたが、何度測ってもやはり24pだった。ストマックを調べさせて貰うと、大きな白いニンフと、石で出来た川虫の巣が出てきた。やっぱり大きい餌を食ってるのかな? その上の護岸区間はやはり沈黙。さっきの場所で釣れて良かった。朝はあれだけ寒かったのに、日なたで太陽の光を浴びると暑い位になっている。ヘロヘロになりながら車へ戻ると、中は灼熱地獄。窓を全開にし、ウエーダーを脱いでパンを囓り、やっと生き返る。

 その後昼寝場所の日陰を探しに上流へ。すると川の中にルアーマン発見。「確かルアーは禁止では?」と思って停まるが、良〜く見るとフライマンだった。声を掛けると、「小さいのが出るが乗らない」との事。釣れてないのは俺だけじゃ無かった様だ、一安心。「私も同じでした。頑張って!」と声を掛け、日陰を探しに更に上流へ。去年デカイのが居た堰堤に車を停め、しばらく覗いて居たが今年は何も見えなかった。結局良い日陰は見つからずUターン。さっきフライマンに声を掛けた辺りで小さな木陰を見つけ、車を停めるとバタンキュー。日なたは暑いのに、日陰は寒い。たまたま持ってきた寝袋を掛けて寝る。と思ったら暑くて目が覚めた。太陽が移動して日なたになってしまった様で、再び車を移動しバタンキュー。次に気付いた時には、時計の針は3時を過ぎていた。そろそろ起きるか・・・。川を見ると今度は3人組のフライマンが釣っているのが見えた。「そこはさっき別のフライマンが攻めてたけど、釣れるかな・・・」 そんな事よりこれから自分はどうしよう? とりあえず川沿いを下流へ移動してみる。「この区間は人が見えないから入ろうかな」と思うと、人が居たり車があったり。結局ダムまで人が途切れなかったので、大北川に行く事にした。
大北川
 場所がよく判らないので、先週の続きを釣ってみる事にした。川辺に立つと今日は水が澄んでいて、小魚が走るのが見えた。これはいけるかも? でも良く見ると、水中の砂に足跡が・・・・。今更移動している時間は無い、見なかった事にして釣り上がる。すると小さい魚がフライをつつく。多分ウグイだとは思うが、反応が有ると嬉しいものだ。フライサイズを落としたいのだが、水面が白く光って居るので全く見えない。結局#14のナチュラルのCDCカディスに落ち着いた。これだと逆光でもいくらか見えるし、エルクヘアより吸い込む抵抗が少ないらしく、フライが急に消えるので面白い。 乗らないのは相変わらずだが、何度も出てくれるのでそこそこ楽しい。ウグイ?と遊ぶのに夢中になっていたが、ふと気付くと前方に餌師発見。やっぱり・・・。一度は帰り掛けたが、もう少しだけやってみよう。するとやっと魚が掛かった。上がってきたのはウグイちゃん。やっぱり・・・。納得したので移動。下流へ歩き、先週と同じ場所から入りなおす。水量が減り、また濁りも無いので、前回とは違う川の様だった。ここでもウグイちゃんをゲット。「そう言えば去年も最後はウグイだったな・・・」なんて考えながら釣り上がると、先週オツダ氏&川村氏が釣った辺りに来た。ここもやはり浅くなっており、しかも流れが緩く、砂の上にいくつか有る石も丸見えで、どうも釣れそうな雰囲気では無い。とりあえずフライを流してみると、どこに居たのか岩陰からゆっくり魚が出てきて、そしてフライをパク。すかさず合わせると乗った。魚が出てきてフライをくわえるまで全部見えた、これは大変気持ちが良い。上がってきたのは20p位のヤマメちゃん、こんなに流れが緩くても居るんだ・・・。ストマックを調べさせて貰うと、小さな羽虫が出てきた。そして姿は見えなかったが、この薫りは間違いなくカメムシ・・・・。ここはカメムシが多いのかな? このすぐ上でもまた釣れて、結局20m程の極短い区間で4回出て、そして3匹釣れた。ここのヤマメは何故か流れが速いところには居ないようだ。緩い場所を探して釣り上がるが、その上にはあいにくその様な場所は無く、先週釣れた場所も今日は浅すぎてダメ。気付くともう最初に川に入った場所に来ていた。日も暮れてきたし、釣果も有ったのでこれで終わる事にした。今年の渓流シーズンはこれで終了。最後が坊主じゃなくて本当に良かった。苦手な花園でも1匹釣れたし、最後もヤマメで締められたしね。


今年1年の釣りを振り返って

☆今年は釣りに全てを集中した。腰が悪い為連休でないと釣りに行けないのだが、皆勤賞だったのでは無いだろうか? また、うちの会社に有給休暇は無いので、体調を崩して休むと休みを削られる可能性が大。その為体調管理にも非常に気を遣い、会社も皆勤賞だった。さらに、「釣りと結婚式が重なったら釣りを取る」と決めていたが、さすがにシャチョー命令は断れなかったのは残念。
☆魚との距離感と、ナチュラルドリフトの大切さが判った年だった。これは大きな収穫だった。去年より釣れた魚が一回り大きかったのはそのせいか? しかし、相変わらず数は釣れない。2桁釣った日が一度も無い気がする。まだまだ課題は多い。だからフライは楽しい?
☆やっぱり花園は苦手。デコイのお客さんには沢山釣る人も居るが、俺は今年も坊主の日が有ったし。1匹だけ良い型が釣れたので良しとするか。
☆良く転び、そして良く水没する年だった。足腰が弱ってきているのか。毎年カメラを水没させて買い換えている気がする。
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