フォーム材でのセミフライのタイイング 簡単に巻ける蝉フライを考えてみました
3ミリ厚のフォーム材を蝉の形に切り取る。
型を作っておくと楽。
モデルはエゾハルゼミで、
長さは2.5p。

ダイソーで売ってたシートでも作れました。
「キズ防止クッションシート」
厚みは2ミリで色は黒。
他にも探せば使える物が有ると思います。
オフセットのワームフックをこのようにセット。
普通のフックだと回転してしまうが、
オフセットフックを使うことで回転しない。
ここがミソ!
スレッドをこのように巻いて、
腹側のシマシマを表現する。
フォーム材がラウンドし、リアルに。
ここがミソ!
この時点で一度スレッドを結んで固定しておくと、
ウイングが取れても緩まない。
スレッドがズレる事があるので、瞬間接着剤や、
UVノットシーラーでで固定しておくと良い。

※この行程は多分省略可。
スレッドが切れて無くなった状態でも釣れた。
魚が食った時にズレてしまう可能性が有るので、
接着するか、ズレを直して使ってください。
※もっと緩く巻いても大丈夫。背中の着色も必要無し。
油性ペンで塗る。
焦げ茶が手に入らなかったので、
茶色の上から黒を塗ってみた。
フォームとペンの相性が良くないらしく、
そのうち取れてしまうのが難点。

※この行程は省略可。
何匹か釣って少し色が抜けた位が、
一番釣れる良い気がする。
レッグを取り付ける。
材料は百均のビーズ用ゴムひも。
フォーム材にニードルで穴を空けたら、
ボビンスレッダーでレッグを通す。
ピンセットで結ぶとよりリアルに。
結んでから通すと簡単。

※この行程は省略可。
後述するCDCウイングを抑えるのに使用。

レッグが無い方がフッキングが良く、
バラシも少ない気が・・・
単なる自己満足。
アイを取り付ける。
ナイロン6号に黒マジックで色を付け、
ライターで炙ると黒い玉が出来る。
そこに百均のビーズを通して完成。
(ビーズ無しでも可)
フォーム材にニードルで穴を空けて差し込み、
瞬間接着剤で固定、余分をカット。

※この行程は省略可。
釣果には影響無し。
単なる自己満足。
最近は省略している。
ウイングの取り付け。
CDCを3枚取り付ける。
(2枚だとボリュームが少なくてイマイチ)
アイだけに取り付けると立ち上がってしまうので、
ループ状になったレッグの中に通しておくと良い。
ウイングがパラシュートの役割をして、
フライが正しい姿勢で着水する。
ウイングが濡れてペタっとなると、
明らかに魚の反応が悪くなる。
意外と重要
横から見た図。
時間が無い時は、
@フォームを切る→Aフックを刺す→Bウイングを付ける
この3行程だけで(多分)OK!

○耐久性が高い ウイングのCDCが取れてしまっても、
            また付け直せます。
○視認性が高い 湖での視認性もかなり高く、
  隣の人に「俺のよりよく見える」と言われた事も。
○30p未満はなかなかフッキングしません。
 大型だけ狙いたい時に便利です。
○ウイングだけ乾いていればOK。
 魚に食われてウイングが濡れたら、必ず乾かしてください。

※大きなフックを使った場合、40前後のバラシ多発。(50前後は問題無し)
 上の画像位のフックサイズでしたら問題有りません。
 色がどんどん抜けていきますが、釣果に影響はありません。
○フック:ワーム用オフセットフック(サイズ各種)
○ボディ:3ミリ厚のフォーム材
      (ダイソーのフォーム材でもOK)
      油性ペン(黒・茶)
○レッグ:百均のビーズ用紐
○アイ:百均のビーズ+ナイロン6号
○ウイング:CDC
○その他:黒スレッド・瞬間接着剤
2015年8月末追記

フォームを簡単に形作れるように、
型を作ってみました(左の青いプラ版)
デザインカッターで切り抜けば、
作業の効率化が図れます。

また、エゾハルゼミのお腹を表現するために、
クリップを加工して抜き型を作ってみました。
(真ん中の黒い物)
セメダインXで接着してみましたが、
上手くいきません。
「簡単」と言うコンセプトからも外れるので、
不採用かなぁ・・・

茶色いフォームはダイソーの「お風呂マット」。
3ミリにスライスして使用。
市販のフォームより少し柔らかいです。
   2018年10月追記
使用する際には、CDCのウイングにフロータントを塗ってください。
いろいろ試しましたが、ルーンのアクエルが一番相性が良さそうです。
数匹釣っても大丈夫でした。

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